MetaMoJiが、大林組による「安全AIソリューション」の利用事例を公開
~「作業手順書の作成」や「KY活動」に活用し、 現場の安全意識を向上~
株式会社MetaMoJi(本社:東京都港区、代表取締役社長:浮川 和宣)は、株式会社大林組(以下、大林組)、および独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所と共同開発したリスク予測システム「安全AIソリューション」を採用した大林組の現場で、安全管理業務に効果を上げている事例を公開します。
建設現場では、作業前の「KY活動(危険予知活動)」でこれから行う作業のリスクを話し合い、作業員の安全意識を高めることが一般的に行われています。今回紹介する、大林組JVが施工を手掛けている早明浦ダム再生事業の現場事務所では、「KY活動」に加えて「作業手順書の作成」においても「安全AIソリューション」を活用し、多くの業務のリスクアセスメントで成果を得られています。
同事務所の所長は、『今は多くの建設現場で30~40代の中堅が少なく、ベテランから若手への技術の継承が十分ではないことや、ベテラン職員でもすべてのリスクを把握しているわけではないということに課題を感じていた』と言います。「安全AIソリューション」を導入したことでこれらの課題が解決され、協力会社のベテランの職長が作成した作業手順書に対して、元請けである大林組の若手職員が「安全AIソリューション」が提示するリスク予測を参考にしながらリスク確認を行い、適切な指示を出せるようになりました。
計画段階である作業手順書作成から、日々の作業前のKY活動まで、「安全AIソリューション」を活用して年齢や経験の壁を越えて誰もが的確な安全対策を身につける取り組みが進んでいます。
本事例の詳細は以下の事例紹介サイトをご覧ください。
https://product.metamoji.com/gemba/eyacho/user/obayashigumi_ai.html
MetaMoJiは、「安全AIソリューション」においてさまざまな機能拡張に取り組んでいます。ChatGPTに代表される生成型AIを利用したリスク予測システムも開発中で、2024年度の第2四半期には現在のシステムと連動する「ハイブリッド型安全AIソリューション」を提供する予定です。これにより、より広く高度な災害リスク予測を可能にします。
【安全AIソリューション概要】
MetaMoJiの安全AIソリューションは、過去の労災報告データをもとに災害発生のリスクを予測するAIソリューションです。個人の経験やノウハウからでは見いだせなかった災害リスクを広く、漏れなく予測することができます。
建設作業では、施工作業計画の作成時に安全に作業するための計画・手順の作成や環境整備の確認が求められます。また、現場での施工作業時にも担当する作業に潜む災害リスクを事前に導き出して確認し合う危険予知(KY)活動が重点的に実施されています。
MetaMoJiの安全AIソリューションは、それぞれの局面で簡単な操作からAIエンジンが瞬時に災害リスクやその原因・対策を提示して、記録すべき帳票に自動的にそれらの情報を組み込む仕組み(ダイナミックチェックリスト)により、あらゆる業務で利用することができます。
若手やベテランを問わず、全ての過去データから予測されるリスクや原因・対策によって、これまで実現できなかったリスクの見える化や、災害対策の高度化を図ることができます。
■株式会社MetaMoJiについて
株式会社MetaMoJiは、先進的なICTをベースに、企業向け、教育機関向け、個人向けアプリケーションを開発・販売しています。企業向けには、現場作業に適したタブレット端末の機動性を活かしながら、遠隔地にいるメンバーがあたかも1つのテーブル上で同じ資料を閲覧・編集するような、リアルタイムな共同作業環境を提供しています。また、創業以来研究・開発を続けているAI技術を日々利用されるアプリケーションに組み込むなど、場所と時間を越えた協働を支え、働き方改革や職場の安全、高品質なものづくりに貢献する技術の開発に努めています。
https://www.metamoji.com/
■本件に関する報道関係者の皆様からのお問い合わせ
https://www.metamoji.com/jp/
広報担当 津田・大橋
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